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a.日本語の50音図による表記はあくまでも参考程度のものと理解してください。
b.この文字には、Z音がないので必要な場合は、J音を代用しています
c.『-c’』『-k’』『-p’』『-t’』は、破裂を伴わない内破音でそれぞれ語末に使用します。
ちなみに、内破音とは、p, t, k などを破裂させずに、止めるのです。日本語の「かっぱ、かった、かっか」の
「っ」のところで止めるまでの音です。(タイ語や韓国朝鮮語に同種の発音が見受けられます。)
d.『*d』『*n』『*r』『*t』は、そり舌音です。
e.『*h』は帯気を表わし、『*o』は日本語のオよりも口を大きくあけて発音する o です。
f.『w~』は w音を鼻母音化したものです。
g.『**1』『**2』『**3』『**4』『**5』は、補助記号で詳細はアルファベットの項を参照してください。




















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きゃ    
ぎゃ    
しゃ    
じゃ    
ちゃ    
にゃ    
ひゃ    
びゃ    
ぴゃ    
みゃ    
りゃ    























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オル・チキ文字 アルファベット表
 
 
 
 
 
 
:: 補助記号 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
破裂音を伴わない喉頭化音の有声閉鎖音化を表わす母音の次に下点で書き母音が低音調であることを示す母音の次に上点で書き母音を鼻母音化する母音の長母音化破裂音を伴わない喉頭化音とその他の音との境界を示す




















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オル・チキ文字 (英: Ol Chiki)は、サンタル語を表記するために1940年代にラグナート・ムルム(Raghunath Murmu 1905.5-1982.2) という一人のサンタル人によって考案された。サンタル語は400万人以上の話者人口を有するインド最大の少数民族の言語で、ビハール州に200万人、西ベンガル州に150万人、オリッサ州に50万人の話者がいる。サンタル人はもともとサルタル語表記のための文字を所有していなかったため、各地に住むサンタル人はサンタル語を母語としながらも日常ではそれぞれの地域で優性である言語の文字を使用している。ビハール州ではヒンディー語のデヴァナガリ文字、西ベンガル州ではベンガル語のベンガル文字、オリッサ州ではオリヤー語のオリヤー文字をサンタルの表記に使用している。またローマ字も使用され、様々な文字体系が用いられている。オル・チキ文字普及の背景には、サンタル人をはじめとするインドにおける少数民族の政治運動があり、民族の自治独立を求めてゆくためにはどうしても民族固有の文字体系が必要となった。『 Ol 』とはサンタル語で「書く」、『 Chiki 』とは「字」を意味し、『オルチキ』で「書き文字」という意味になります。




















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オル・チキ文字関連のリンク
インドの言語研究 サンタル語とオルチキ文字の概略が説明されています。
東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所峰岸真琴先生のHPです。
サンタル語データベース化 サンタル語のデータベース化に関するレポートです。サンタル語とオルキチ文字の現況についても説明されています。
東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所峰岸真琴先生のHPです。
















参考文献
言語学大辞典 別巻【世界文字辞典】 P206-P211
オルチキ文字記事担当者:長田俊樹氏

編著者:河野六郎氏/千野栄一氏/西田龍雄氏
発行者:株式会社 三省堂

HP作成日:2002年03月16日(土)